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アルファロメオ ジュリエッタ スプリント
1960
年式
車検
17年12月
走行
55,206km
備考
LHD  4速MT  中古並行車  リアメッキバンパー付属(フロントなし)
長さ
3980mm
1540mm
高さ
1320mm
重量
910kg
排気量
1290cc
▼ 「アルファロメオ ジュリエッタ スプリント」
1954年、当時としては最先端、DOHC4気筒を搭載してデビューしたコンパクトクーペが「ジュリエッタ スプリント」です。
1950年代としては驚異的なオールアルミ製エンジンは世界的に注目を集め、高級車の少量生産路線であったアルファロメオをイタリア第2位の自動車メーカーに押し上げる原動力となりました。

日本では戦後自動車の個人所有時代がようやく始まるかどうかという年代の車ですが、完成度は非常に高く、現代から見ても非常に凝った、見るからに剛性の高そうな部品類が目をひく機関周りや、スカリオーネ、ジウジアーロといった鬼才・天才の手になるベルトーネ製ボディなど、未だに見るべきところが多く、その人気は衰えを知りません。

今回ご紹介のお車は、中古並行ながら、長らくデッドストックとして輸入会社の倉庫に保管されていたお車を文字通り発掘、現状販売されていたものを、現オーナー様が足車に使えるまで手を入れたという、数奇な履歴を持つお車です。

▼ エクステリア
まずはお写真を参照ください。
特に大きなサビ、凹みなどはありません。

特に気になるのはフロアのサビですが、現在のオーナー様の手に渡る以前にフロアパネルが張り替えられており、かなり大切に維持されてきたことがうかがわれます。
(このフロアパネル、本職の溶接屋さんにも感心されるほど丁寧に処置されています。)
現状ではドアの下、サイドシルにかぶさる辺りに若干のサビが認められる程度です。こちらも写真を参照してください。

メッキパーツに関しては、フロントグリル、ライト、リアコンビランプなど、非常に綺麗にされてらっしゃいます。小さくサビが出ている箇所もありますが、現オーナー様が良く気をつけて維持していらっしゃるおかげで致命的なものではありません。
後部トランクリッドにあるナンバー灯はぴかぴかの新しいものですが、そのついている土台部分は交換されておりませんので、磨き傷で白くなり、若干ですがサビが浮いています。

全体的な外装のペイントはなかなか綺麗な状態です。
やはり若干の小傷、塗面の欠けは散見されますが、フロント部など大きな傷などはすっかり再塗装されており、不自然な点はありません。
リアフェンダー上部の塗装には塗面の割れが見られる箇所があります。写真を参照ください。

純正ホイールに165/80-15を履いていますが、タイヤは2003年8月に交換したばかり。8分山は残っていますので、しばらく交換は必要ないでしょう。
現オーナー様、155HR-15のスペアホイールをお持ちだそうで、購入のお客様にはお付けいただけるそうです。こちらにはタイヤは付属しませんのでご了承ください。

残念ながらフロントのメッキバンパーはお持ちではないそうですが、リアバンパーのみですがおつけいただけるそうです。

▼ インテリア
ダッシュボードに大きな割れなどは見当たりません。メーターバイザー部に若干の糸のほつれはあります。
赤く塗られたダッシュボード下側と、シート、ドア、屋根内装のアイボリーがいかにもイタリアの旧車らしいデザインです。
センターコンソールの水温計は当時そのままのもので、このお車のように機能しているものは非常に珍しいもの。ショップなどでも、「これは大切にするように」とアドバイスされるそうです。
表示が大雑把で必ずしも正確とはいえないようですが、目安となる程度には使えるようです。

現状、計器類では、燃料計が不正確で、それなりに気を使われるそうです。
それ以外では、特に不具合はありません。

運転席シートに若干破れがあります。後席は作り付けのクッションが非常に薄く、座るのには適していません。そのため、後から作成したらしいジャストサイズのクッションが座面上に載せてあります。
シートベルトは本来装備されていない車ですが、ジュリアシリーズ用の2点ベルトの中古品を探してきて取り付けてあります。これはプリテンショナー付のもので、これだけでもなかなか見つからないものです。

運転席、助手席フロアの張替え跡なども綺麗に処理してあり、室内側でも気になるサビなどは出ておりません。

トランクは、このコンパクトな車体からするとなかなか実用的な容量を確保しています。内部にある給油口なども特に不具合もありません。
また、純正のジャッキが紛失されずに残っていることは特筆すべきでしょう。筆者も初めて拝見しました・・・。

▼ 機関・電装
現オーナー様が購入後、走れるようになるまでは大変なご苦労があったそうです。
まずは長期間保存車にありがちなソレックスキャブのつまり、ブレーキのマスタ抜けなどの修理をはじめとして、非常に多岐にわたる交換部品の明細書が圧巻です。
ハブベアリングやウォーターポンプなどなど、丸ごと中身を入れ替えんばかりの勢いで手を入れられたことが良くわかります。

修理などはアルファでは名の知れた専門店にて行われています。修理明細を拝見しましたが、かなりお金もかかったとのこと。
たしかに、これだけ修理した上にイニシャルコストも考えると・・・(汗)。幸いにしてエンジン、車体の素性が非常に良かったため、また、良いオーナー様に恵まれたために、まさによみがえることのできた幸福な車といえるでしょう。
こちらの修理明細は現オーナー様がお持ちですので、見学時ご覧に入れます。

その後はオルタネータを国産に交換、電装系をセミトラ化、プラグコードを新品にするなどして、現在は前述の通り「足に使える」状態まで手が入っています。

バッテリー、電磁ポンプ、ウォーターポンプも2003年に新品で交換されており、現状特に不具合はないそうです。

電動ファンの周りにシュラウドが無いため、厳冬期には若干暖気時間が長くかかるそうですが、実用上特に問題は無く、夏場のオーバーヒートなども経験したことはないとのこと。

▼ その他
オーナー様はほかにもエンスーなアルファをお持ちのアルファフリーク。なんと、このジュリエッタ スプリントもご家族でお乗りになるファミリーカーとして(!)購入されたそうです。

ところが、やはりお仕事が非常に忙しく、趣味車のうち一台はご実家に預けて乗れなくなるような状況なのだそうです。
これではせっかく手を入れた車がもったいないということで、今後も大切に乗り継いでいただける方を探していらっしゃいます。

オーナー様のご厚意で試乗させていただきましたが、さすが運転大国イタリアの車。
50年近く前の1300ccのコンパクトクーペが、現行車種に混じって幹線道路を苦も無く走るのですから、当時からのポテンシャルの高さに唖然とします。
ジュリア系以降のアルファとは違い、オートバイのようにビンビンにエンジンをまわすキャラクターではありませんが、それでも3000回転前後で最大トルクが発揮される特性のおかげで非常に扱いやすい車だとオーナー様も笑っていらっしゃいました。

休日にはドライブに使用されているそうで、若干距離は伸びます。

個人からの出品ですので、消費税はかかりません。
同県内でのご購入の方は、自動車税の月割り負担をお願いいたします。
お車は栃木県北部にあります。大きなサイズのお写真もご用意できますので、必要な方はお申し出下さい。


【追記】
大きめ写真のページがあります。ダイアルアップ接続の方は、表示に時間がかかりますので少々お待ちください。
大きめの写真のページもご用意いたしました。大きめ写真のページはこちらです

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
ベルトーネ製ボディはあまりにも有名で特徴的。最近もカー雑誌の表紙になってましたね
フロントグリルはメッキの状態も良く、非常に綺麗です
トランクリッドのメッキははがれ、うっすらサビが浮いています
リアフェンダー上部、フィン形状の部分にある塗装割れ
タイヤの山も十分。エンブレム入りホイールは目立つ傷などもなくきれいです
下回り撮影。危険な兆候は見られません
ドア下側に若干の錆が出ています
   
細身の木製グリップに大径サイズのステアリングホイール 旧車らしい雰囲気にあふれた前席
本職の溶接屋さんが感心していたというフロア補修跡。歴代オーナーが大切にしてきたことがうかがわれます
アルファの紋章があしらわれたプレートの下の四角いものが水温計。きちんと機能するものは非常に珍しいのだとか
運転席シートの破け。シートの縫い目に沿って若干破けてます
リアシートの赤い部分が、ジャストサイズのクッション設置部分
年代を考えれば綺麗な屋根内装
   
トランク奥に見えるアンティークな筒のようなものが純正ジャッキです
トランク手前の丸い蓋がフュエルリッドです
最近の新しい部品が付けられるなど細かく手を入れられたエンジンルーム。始動性も良く、試乗時も不安な兆候はありませんでした
 


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